人間の身体の構成として、水に続き主成分となっているのがタンパク質です。
タンパク質は身体そのものである内臓や骨、筋肉、 さらに生命の維持をする血液など人間にとって欠かせない部分の主成分で、 そのタンパク質を構成するためにアミノ酸が必要となってきます。
アミノ酸自体はかなりの数がありますが、 人間の身体で実際に使われているのはその中の20種類です。
この20種類のアミノ酸の中で特に重要とされるアミノ酸があり、必須アミノ酸と呼んでいます。
これらは人間が体内で合成できないため食事などで摂取する必要があるのです。
では実際にどのようなものがあるのでしょうか。
特徴なども合わせてチェックしていきましょう。
例えばアミノ酸の中でも特に人間の身体の中で筋肉という部分に貢献しているのがバリン、 ロイシン、そしてイソロイシンの3種類です。
これらはスポーツ界において有名で通称BCAAと呼ばれています。
筋肉タンパク質の主成分となっていて、摂取すると肝臓で処理されることなく 筋肉の中に積極的に取り入れられていきます。
ですから筋肉増強、また肉体疲労の回復の作用を持ち、持久力の向上も期待されます。
では疲労回復繋がりということで同じく必須アミノ酸の一つにトリプトファンというものがあります。
こちらは牛乳などの乳製品に豊富に含まれていますが、 これを摂取することで神経を落ちつかせ睡眠を促す作用があります。
このようにアミノ酸一つ一つが大切な役割を持っているのですね。