ブルーベリーとは、ツツジ科のスノキ属に分類される北米産の低木性果樹です。
ミルクがかったブルーの皮で実が覆われていることから、 「ブルーベリー」という名前がついたそうです。
外国ではとてもメジャーなフルーツですが、日本での歴史は浅く、 その名が知られて栽培が盛んになったのは1970年頃からです。
ブルーベリーと言ってもその種類はさまざまで、 世界には150種類以上の品種があります。
しかし、ブルーベリーの種類を大きく分けると、 人の手が加わっていない野生種のものと、 野生種を品種改良して人の手で栽培されているものに分けられます。
現在日本で栽培されている種類は、野生種のビルベリー、 栽培種のハイブッシュブルーベリー、同じく栽培種のラビットアイブルベリーになります。
野生種というのは、 原産地の北欧やアメリカで自生するビルベリーが主な種類になっていています。
自然の味を活かして、ジャムやジュース、 シロップ漬けやワインなどの加工品によく利用されているのが、ビルベリーです。
栽培種のブルーベリーは、アメリカで栽培種としてビルベリーを品種改良したものです。
野生種よりも粒が大きいのが特徴で、機械での収穫がしやすいのが特徴です。
ブルーベリーと言えば、とにかく目にとても良い 「アントシアニン」という成分が豊富なことで有名です。
アントシアニンというのは、抗酸化作用があるポリフェノールの一種ですが、 これが疲れ目にとても効果があります。
目には、ロドプシンという物質がありますが、 この働きが衰えてくると物が見えづらくなったり、目がしょぼしょぼして疲れ目になります。
このロドプシンの働きを助けてくれるのがアントシアニンなんです。
ブルーベリーに含まれる、 健康効果の高い成分はアントシアニンだけではありません。
人体の老化を早める活性酸素を除去する効果のある、 ポリフェノールを多く含んでいるので、抗酸化作用が高いのも特徴です。
また、意外かもしれませんが、食物繊維が豊富に含まれているので、 便秘解消にも大きな効果があります。