光を感知する細胞

眼には水晶体があって、角膜を通して入った光は、 水晶体を通って網膜に映像を映し出します。

この網膜にも光を感知する細胞があり、 その細胞に光が当たると神経が刺激されて脳に映像が伝わり、物が見えるのです。

ロドプシン

しかし、光を感知する細胞は、明るいところで作用するものと、 暗いところで作用するものの2種類に分かれます。

暗いところで作用する細胞を「ロドプシン」と言いますが、 これは光を感知して刺激を受けるとすぐに分解されます。

そして、またすぐに合成するという作業をずっと繰り返していて、 このおかげで暗いところでも物が見えるのです。

眼精疲労の原因

長時間パソコンやテレビの画面を見続けたり、 薄暗いところで文字を読んだりすると、 目がかすんだりチカチカすることがあると思います。

これは、ロドプシンの合成が上手くいっていない証拠です。

いくらロドプシンは再合成するものとは言っても、 長時間暗い場所でモノを見たり、明るさの調整が眼に合っていないものを見続ければ、 合成のサイクルが狂ってしまいます。

そのため、眼精疲労が起こり、 その状態をずっと放っておくと視力低下などに繋がっていくのです。

血行を促進する

アントシアニンは、ロドプシンの合成を助けてくれる成分です。

さらに、毛細血管を拡げて、血行を促進する作用もあるので、 眼に必要な栄養分を運ぶ働きもあります。

アントシアニンは、抗酸化作用が高いポリフェノールの一種なので、 眼精疲労の回復はもちろん、活性酸素を除去して眼の老化も防いでくれます。