主にマグロやイワシといった青魚の多く含まれる栄養成分で、 人間にとって様々な良い影響をもたらすとされているのがDHAと呼ばれる不飽和脂肪酸です。
このDHAとは前述したように実に様々な効果が期待出来る栄養成分ですが、 特に注目したいのが脳の活性化という点についてです。
人間の脳というのはゆうに100億を超える個数もの細胞が存在するとされ、 その細胞の中にはニューロンと呼ばれる神経細胞があります。
このニューロンから伸びた突起と他の神経細胞が結合している部位をシナプスと呼びます。
私たち人間が考えたり感じたことによる情報は神経伝達物質として ニューロンのシナプスから次のニューロンのシナプスへと伝わっていきます。
そして頭の回転の早い人と遅い人ではこの脳内において 情報伝達の役割を担っているシナプスに差があるとされています。
実はDHAにはシナプスの働きを活性化する作用があり、 それにより情報伝達がスムーズになるので、記憶力や思考力、 そして集中力の向上が期待出来ることがわかっています。
さらにそれだけではなく、痴呆の予防に対してもこのDHAは効果があるとされています。
ですから、DHAをしっかりと摂取することによりシナプスをより効果的に働かせることが出来るのです。
これがDHAが頭を良くする栄養成分と言われる所以であって、 昔の日本人は魚をとてもよく食べていたので日本人は知能が高いと言われていたのです。
みなさんは食の欧米化が進んだ現在でもしっかりと魚を食べていますか?