これだけ医療が進化していても、 病気による死亡原因のナンバー1と言えば「がん」です。
がんになると、がん細胞から「トキソホルモン」という毒素が作られて、 どんどん痩せてしまうことがあります。
トキソホルモンは脳の満腹中枢に働きかけて、 何も食べていないのに「満腹になった」という勘違いをさせてしまいます。
そのため、満腹中枢から「満腹である」という信号が体全体に送られて、 常に満腹の状態が続くので食欲不振になります。
がんになった患者さんが痩せてしまうのは、このトキソホルモンのせいなのです。
食欲がなくなって食べなくなるということは、 体が必要とする栄養分を摂れなくなるので、免疫力がどんどん低下してしまいます。
免疫力が低下すれば、当然がん細胞に抵抗することが出来なくなるので、 がん細胞は体の中で好きなように増殖することが出来るのです。
がん細胞に直接働きかける治療も大切ですが、 とにかく体力をつけなくてはがんに勝つことは出来ません。
そのためにはトキソホルモンの働きを妨害することが重要になるのですが、 その妨害効果があるのがグルコサミンです。
グルコサミンの一番の効果は、軟骨の修復や再生です。
しかし、ここ数年の研究によって、 グルコサミンがトキソホルモンの働きを妨害するということが判明しました。
つまり、がんによる体力低下、衰弱を防ぐことが出来て、 がん細胞に対して体を作ることが出来るのです。
がんを直接治すという効果はありませんが、 トキソホルモンの働きを妨害出来るだけでもかなりがんに効果があるといえます。