コエンザイムQ10は、強力な抗酸化作用があるので、 若々しい肌を維持する上で忘れてはならない栄養素です。
抗酸化作用とは、活性酸素の発生を阻害する働きのことです。
私たちは呼吸をするたびに大気中の空気を体内に取り入れていますが、 その一部は使われずに活性酸素となって体内に残ります。
すべての老化現象は活性酸素が引き金になっていると言われています。
肌のみずみずしさが失われ、シワが増えるのは、 活性酸素が細胞傷つけるのが原因です。
活性酸素が増えると、 細胞のDNAの損傷がどんどん進行するので、肌の衰えが加速します。
体内で生産されるコエンザイムQ10は、20歳をピークに減っていきます。
それと同時に、活性酸素は増え続けます。
肌の老化は中年から始まるのではなく、すでに20代から進行しているのです。
抗酸化物質を摂るなどして活性酸素を除去する対策を取らなかった人ほど、 肌の老化は早くから始まります。
どんなに高価な美容液やエステで肌に磨きをかけても、 体内の活性酸素を減らす対策をしない限り、 みずみずしい女優肌を手に入れることはできません。
コエンザイムQ10のサプリメントやコエンザイムQ10配合の美容クリームは、 抗酸化という視点から美肌作りをサポートしてくれます。
日本では、薬事法によって化粧品に配合できるコエンザイムQ10は 0.3%までと決められていますが、美容皮膚科では、 この基準値より高濃度のコエンザイムQ10クリームを処方してもらうことが可能です。
クリニックで処方されるコエンザイムQ10入りクリームの濃度は1~3%です。
コエンザイムQ10を3%配合したクリームを毎日塗り続けたら、 シワの深さが3割浅くなったという海外で行われた実験データがあります。
コエンザイムQ10は、肌のアンチエイジングと積極的に 取り組む人にとって効果にかなり期待できる栄養素と言うことができます。