クロレラの突然変異株

1978年に発見されたクロレラの突然変異株をブルガリスE25と呼んでいます。

大阪府立大学の名誉教授である大垣昌弘博士が発見しました。

このブルガリスE25は植物なのですが、8種類の特許をもつ特別なクロレラです。

光のないところで

普通植物は光を受けて光合成をし、繁殖していくものですが、 このブルガリスE25は真っ暗闇の光のないところで葉緑素を生じさせることができ、 繁殖していくのです。

そのため、無菌の真っ暗なタンク内で大量に培養することができるのです。

なんとも不思議なクロレラです。

また、細胞壁にセルロースを含まないために胃腸の中で大変吸収がよく、 ぐんぐん栄養素を取り入れることができます。

CGF含有率の高い

このブルガリスE25は、なんと8種類の特許を持っているという変り種です。

αセルロースをほとんど含まない特異な細胞壁を有し、 かつ暗黒培養下でCGF含有率の高いクロレラであること、 易溶出性クロレラの製造法、従属栄養クロレラを有効成分とする血圧降下及び脳卒中予防剤、 消臭方法及び消臭剤、発酵飲料、変異源物質の活性阻害剤、 易水溶性クロロフィルの製造法、 そして混合培養液の製造法の8つの特許を持っているのです。

放射線障害

放射線障害や放射線治療の副作用を軽減させる作用があるということで、 チェルノブイリ原発事故の際にも使用されました。

クロレラはもともと藻の一種なのですが、 金魚の水槽にこびりつく困った存在だと邪魔にしてはいけないのです。

単なる藻だと馬鹿にしてはいけないと肝に銘じさせられました。