ビタミンとミネラルというと、「美容と健康に必要な栄養素」というイメージがあると思います。
確かに、体には欠かせない栄養素なので間違いではありませんが、 ビタミンとミネラルを知るには、まずは5大栄養素を知っておく必要があります。
5大栄養素というのは、人間の体を形成してエネルギーとなるものです。
まず、生きるためのエネルギーとなるものが「タンパク質」「脂質」 「糖質」の3大栄養素と呼ばれるものです。
そして、体の調子を整えていろんなバランスを保つものが、 「ビタミン」と「ミネラル」になります。
この5つの栄養素のことを、5大栄養素と言います。
ビタミンというのは、生命維持に必要な栄養素ですが、 基本的には体内で作り出すことは出来ないので、 食事などから体内に取り入れなければいけません。
ビタミンには、たくさんの種類があります。
ですから、すべてのビタミンをバランスよく摂取するためには、 野菜や果物だけだと偏ってしまうのでお肉や大豆などからも取り入れる必要があるのです。
ビタミンの役割は、エネルギーを作り出す3大栄養素の代謝をサポートすることです。
ミネラルと並んで、微量栄養素とも呼ばれるビタミンは、 エネルギーにはなりませんが、ビタミンがないと3大栄養素がエネルギーに変換されません。
ビタミンには、水に溶けやすい「水溶性ビタミン」と、 溶けにくい「脂溶性ビタミン」があります。
「水溶性ビタミン」は、摂りすぎても尿となって排出されてしまうので、 過剰摂取をしても問題ありません。
しかし、「脂溶性ビタミン」は摂りすぎると体内に残ってしまうので、 過剰症を起こす可能性があるので気を付けましょう。
ミネラルには、必須ミネラルというものが16種類あり、 これらは生体組織を構成する上で欠かせない微量栄養素です。
16種類のミネラルそれぞれに、体の機能を維持したり、 調節することに欠かすことの出来ない役割があります。
ミネラルは、水や土壌にしか存在していない栄養素です。
ですから、ミネラルを体内に取り入れるには、お水から摂るか、 ミネラルを取り込んだ食材や動物から間接的に摂るしかありません。
ビタミンというのは、生命維持活動に必要な有機物です。
ほとんどのビタミンは体内で生成することが出来ないので、 食材や飲み物などから摂る必要があります。
ビタミンは、エネルギー源である「タンパク質」「脂質」「糖質」の 代謝をサポートするという重要な役割を持っています。
だから、体を動かすこと、体内の器官や臓器を働かすことに欠かせないものなのです。
ただし、ビタミン自体にはカロリーはないので、 ビタミンだけを摂っているだけでは健康維持は出来ません。
ビタミンにはいろんな種類があります。
一番有名なのはビタミンCやビタミンAだと思いますが、 他にもビタミンとつく種類はたくさんありますし、 葉酸やイノシトール、PABAなどもビタミンです。
ビタミンは、これらの種類を一緒に摂ることによって、 その相互作用で効果を最大限に発揮します。
例えば、ビタミンAとCとEを一緒に摂ると、強力な抗酸化作用があります。
つまり、単体だけでは充分な効果を発揮しないので、 目的によってそれに合わせたビタミンを一緒に摂るのが効率よい摂取方法です。
ビタミン補給の方法は、食材から摂るというのが一般的でしょう。
野菜や果物はもちろんですが、お肉や魚などにも含まれています。
ただし、ビタミンの種類によって含まれている食材が違うので、 バランスよくビタミンを摂りたい場合にはかなりたくさんの食材を食べる必要があります。
ですから、マルチビタミンと呼ばれるサプリメントなどで補給するのが、 一番簡単にバランスよく摂取出来ます。